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S-400 「トリウームフ」(、NATOコードネーム:SA-21 「グラウラー」)は、ロシア連邦で開発された多目標同時交戦能力を持つ超長距離地対空ミサイルシステムである。 なお、「トリウームフ」とは「大勝利」という意味。 == 概要 == により、従来の長射程高射ミサイルシステム(コンプレックス) S-300 の改良型として開発された。ロシア連邦軍が最初に採用している。以前は S-300PM3 ()もしくは S-300PMU3 ()として知られていた。 このミサイルシステムは性能で従来のS-300シリーズを凌駕し、またアメリカ合衆国のパトリオットミサイルに比べ少なくとも二倍の射程距離を誇るとも言われている〔FAS.org - "S-400 Triumf" 〕。 ロシアの資料によれば、S-400は400km先の六つの目標に対する同時処理能力を有しているとされる。 さらには高次元の対ステルス戦能力も備えているとされる〔Antey S-300V/VM Giant/Gladiator Air Defence Missile Systems 〕〔MissileThreat :: S-400 (SA-20 Triumf) 〕〔Russia Boasts Most Sophisticated Anti-Aircraft System 〕。 S-400はS-300Pシリーズ用のミサイルが運用可能の他、9M96系列、48N6系列、40N6という3種類のミサイルを運用する。 9M96系列は短~中距離用で、元はS-300PMU2用に開発されたもので、弾道ミサイルへの限定的な対処能力がある。9M96E1と9M96E2があり、9M96E1は重量333kg、射程40km。9M96E2は重量420kg、射程120km。小型で48N6用キャニスター1本に9M96が4本入る。パトリオットミサイルPAC-3と類似点が多く、サイドスラスターを装備しており目標突入時にサイドスラスターの噴射で弾体を直接制御するモードを備える〔''Fakel's Missiles'', Vladimir Korovin, (2003)p.184〕。 48N6系列は中~長距離用で、最新型の48N6DMが開発されている。 40N6は長~超長距離用で、超水平線(OTH)攻撃を可能とするセンサーとデータリンクシステムを搭載し、航空機、巡航ミサイル、そして弾道弾迎撃ミサイル制限条約の効力で縛られるため限定的だが、射程3500km、秒速4.8kmまでならば弾道ミサイルにも対処可能である〔〕。 S-400は将来的には2012年に完成が期待されるS-500シリーズに代替される可能性がある〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「S-400 (ミサイル)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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